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ウェビナーとは?意味・種類・Web会議との違いまで初心者にもわかりやすく解説

ウェビナーとは?初心者向けに意味・種類・メリットを徹底解説

近年、企業の情報発信や研修、採用説明会など、さまざまな場面で「ウェビナー」という形式が定着しつつあります。一方で、言葉は知っていても「具体的にどんな仕組みなのか」「Web会議とどう違うのか」と疑問を持つ方も少なくありません。

本記事では、これからウェビナーを理解したい方に向けて、基本的な意味や特徴、配信形式の違い、メリット・デメリットを整理しながら、開催手順や成功させるためのポイントまでを体系的にまとめました。ウェビナーを初めて扱う担当者でも、運営の全体像を把握できる構成になっています。

ウェビナーとは

◆ウェビナーの定義(Web+Seminar)

ウェビナー(Webinar)とは、「Web(ウェブ)」と「Seminar(セミナー)」を組み合わせた言葉です。オンライン上で実施するセミナーや講演会を指し、「オンラインセミナー」「Webセミナー」と呼ばれることもあります。インターネット環境があれば、PC・スマートフォン・タブレットから、どこにいても視聴・開催できます。

◆ウェビナーの仕組み

ウェビナーは、主に以下の3つの要素で構成されます。

・登壇者(講師・パネリスト):講演内容を配信し、資料共有や画面共有を行います。
・視聴者(参加者):会場に集まる必要がなく、チャット・Q&Aなどを通じてコミュニケーションが可能です。
・配信プラットフォーム(Zoom、Teams、YouTube Live など):音声・映像の送受信や、資料共有、チャット、Q&A、録画などを制御します。

ウェビナーがよく使われるシーン

ウェビナーは、ビジネス・教育・イベントなど幅広い領域で活用されています。物理的な制約を受けにくく、国内外の視聴者へ効率的に情報を届けられることが、多くの企業に採用されている理由です。主な利用シーンは以下のとおりです。

・企業向け:商品説明会、製品デモ、PRイベント
・採用向け:会社説明会、インターン募集説明
・社内向け:社員研修、勉強会、ナレッジ共有
・教育向け:オンライン講座、専門家による講義
・カスタマーサクセス向け:ユーザー向け活用セミナー、オンボーディング
・ハイブリッド型イベント:会場+オンラインを組み合わせたセミナー

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ウェビナーとWeb会議(ミーティング)の決定的な違い

ウェビナーと混同されやすいのが「Web会議(ミーティング)」です。どちらもオンラインでコミュニケーションを取る形式ですが、その目的と形式には大きな違いがあります。

特徴ウェビナーWeb会議(ミーティング)
主な目的一方向からの情報伝達・講演双方向のコミュニケーション・議論
参加者の役割主催者(ホスト)、登壇者(パネリスト)、視聴者全参加者が対等に発言・画面共有可能
コミュニケーション主に主催者から視聴者への一方向。チャットやQ&A機能で限定的な双方向性も可能。参加者同士が自由に発言・対話する双方向。
想定される用途大規模な講演会、会社説明会、製品発表会、研修、セミナー社内会議、顧客との打ち合わせ、少人数でのディスカッション

簡単に言うと、ウェビナーは「オンライン上のセミナー・講演会」 であり、Web会議は「オンライン上の会議」 とイメージすると分かりやすいでしょう。
参考記事:Zoomウェビナーとは?使い方と設定方法

ウェビナーの主な種類

ウェビナーにはいくつかの配信形式がありますが、ここでは代表的な2つの種類と、補足としてもう1つの形式をご紹介します。

ライブ配信(リアルタイム配信)
ライブ配信は、設定された日時にセミナーを生放送で配信する形式です。

〇特徴:
リアルタイムで情報が届けられ、チャット機能やQ&A機能を通じて、参加者と主催者が双方向のコミュニケーションを取ることが可能です。

〇メリット:
参加者は臨場感や一体感を味わいやすく、最新情報を即座に入手できます。質疑応答もその場で行えるため、疑問をすぐに解消できます。

〇デメリット:
配信中の機材トラブルや通信環境の不具合といったリスクが伴います。また、開催日時が決まっているため、参加者はその時間に合わせる必要があります。


・録画配信(オンデマンド配信)
録画配信は、事前に録画・編集したセミナーコンテンツを、参加者が好きなタイミングで視聴できるように配信する形式です。

〇特徴:
事前にコンテンツを作り込むことができるため、編集によって質の高い情報提供が可能です。

〇メリット:
参加者は自分の都合の良い時間に、何度でも繰り返し視聴できます。主催者側も、一度作成したコンテンツを長期間活用できる利点があります。

〇デメリット:
リアルタイムでの双方向コミュニケーションは基本的にできません。また、情報の鮮度が求められる内容には不向きな場合があります。


(補足)疑似リアルタイム配信
事前に録画した映像を、決まった日時にライブ配信のように配信する形式です。録画配信の質の高さと、ライブ配信のような一体感をある程度両立できるメリットがあります。チャット機能などを併用すれば、リアルタイムでの質疑応答も可能です。

ウェビナーのメリット/デメリット

ウェビナーには、主催者側と参加者側の双方にメリットとデメリットがあります。

主催者側のメリット

広範囲に集客できる
会場の制約を受けず、国内外どこからでも参加してもらえるため、従来の対面セミナーよりも多くのユーザーにリーチできます。エリアによる集客限界がなくなる点は大きな強みです。

・コストを抑えられる
会場費・設営費・運営スタッフの人件費・資料印刷など、オフラインイベントで発生していた費用を大幅に削減できます。マーケティング施策としても費用対効果が高い形式です。

・録画して再利用できる
開催したウェビナーは録画を残しておけば、オンデマンド配信やアーカイブ視聴、社内教育への転用など、コンテンツ資産として継続利用できます。1回の実施で複数の用途に活用できる点が魅力です。

主催者側のデメリット

参加者の反応が見えにくく、離脱しやすい:
対面と違い、参加者の表情や温度感が把握しづらいため集中度の低下や離脱につながりやすい傾向があります。コンテンツ設計や進行に工夫が求められます。

・通信環境や機材トラブルのリスク:
オンライン配信は、登壇者側と視聴者側の通信環境に影響されます。回線の不安定さ、音声・映像トラブルが発生した場合、進行が止まってしまう可能性があります。

講師のオンライン特有のスキルが必要
画面越しでは、対面より表現が伝わりにくいため、話し方・スライド構成・カメラ目線など、オンラインに適した見せ方が求められます。

参加者側のメリット

場所や時間に縛られず参加可能
インターネット環境があれば、自宅や職場、移動中など、どこからでも参加できます。録画配信なら時間も選びません。

・移動時間や交通費が不要
会場に出向く必要がないため、移動にかかるコストと時間を削減できます。気軽に参加しやすく、視聴者側の心理的ハードルも低くなります。

リラックスした状態で参加しやすい
服装や環境を気にせず視聴できるため、初めてのセミナー参加でもストレスが少なく、必要な情報に集中しやすい点がメリットです。

参加者側のデメリット

臨場感や一体感を得にくい:
対面イベントのような空気感や熱量を感じにくいため、集中力が途切れやすい場合があります。特に長時間のウェビナーでは顕著です。

・質疑応答がしにくい場合がある:
チャットやQ&A機能があっても、参加人数が多いウェビナーでは、全ての質問に回答が届かないことがあります。講師との距離が心理的に遠いと感じる参加者もいます。

通信環境に依存する:
自宅のインターネット環境が不安定だと、音声が途切れたり映像が止まったりする可能性があります。

ウェビナーの開催方法(概要)

ウェビナーとは

ウェビナーを実際に開催するには、いくつかのステップがあります。ここでは大まかな流れをご紹介します

STEP1: 企画
目的やターゲット層を明確にし、どんなテーマを扱い、どのような内容で伝えるのかを具体化していきます。開催日時や所要時間を決めるのもこの段階です。ここで設定した軸が、資料作成や集客方法の判断基準になります。

STEP2: ツール選定と機材準備
目的に合った配信ツールを選びます。Zoom、YouTube、Webex などツールごとに機能が異なるため、必要なインタラクティブ機能や参加規模に合わせて選定します。カメラ・マイク・照明といった機材も揃えておきます

STEP3: 資料作成
プレゼンテーション資料の作成に進みます。オンラインではスライドの視認性が重要なため、情報量やデザインに配慮して構成を考えます。進行台本や運営マニュアルも準備しておくと、本番の流れが格段にスムーズです。

STEP4: 集客・告知
ウェビナーの告知を開始します。WebサイトやSNS、メールマガジンなどを活用して広く参加者を募り、申し込み導線を整備します。開催日が近づいたタイミングでリマインドを送ることで参加率が高まります。

STEP5: 開催準備・リハーサル
本番前にはリハーサルを行います。資料の投影、音声・映像のチェック、登壇者の位置や照明の確認などを、本番と同じ環境で確認するのがポイントです。事前に流れを通しておけば、予期せぬトラブルを防ぎ、落ち着いて配信に臨めます

STEP6: ウェビナー 開催 
当日は、開始前に機材や配信ツールの最終チェックを行い、問題なく配信できる状態を整えます。本番中は映像や音声が乱れていないかをモニタリングしながら進行し、質疑応答のタイミングやチャット対応も適宜フォローします。運営側のサポート体制が整っているほど、視聴者はストレスなく参加できます。

STEP7: 開催後のフォローアップ
ウェビナー終了後は、参加者へのお礼メールを送り、アンケートを通じて感想や改善点を収集します。録画を残している場合は、後日視聴できるアーカイブを共有することで、当日参加できなかったユーザーにも価値を提供できます。

ウェビナーツールの選び方

数多くのウェビナーツールがあり、はじめて選ぶ際はどれが自社に合っているのか迷いやすいものです。初心者でも判断しやすい4つの観点から、選定ポイントを整理します。

必要な機能があるか?

まず確認したいのは、開催目的に沿った機能が揃っているかどうかです。参加人数の上限、Q&A・アンケート・録画といった機能や配信の安定性など、用途によって求められる仕様は変わります。実施したい内容を具体化したうえで、満たすべき機能要件を見極めておくと選定が進みます。

例:
「資料説明が中心で質問は最後に受け付けたい」→Q&A 機能があるか?
「参加者の理解度を把握しながら進めたい」→投票機能やクイズ機能があるか?
「後日、オンデマンドとして社内外に再配信したい」→録画品質は問題ないか?

予算は合うか?

料金体系はツールによって異なります。無料プランの範囲、月額制か従量課金か、有料プランに含まれる機能などを整理し、運用イメージとコストの整合性を確認します。必要機能を使うために追加費用が発生するケースもあるため、プラン内容の見極めが欠かせません。

例:
「月に1回だけ開催する企業」→低価格プランや従量課金が適している
「定例ウェビナーを週次で実施するマーケティング部門」→有料プランが適している

使いやすさはどうか?

使い勝手は主催者と参加者の双方に関わる要素です。設定の手順が分かりやすいか、視聴者がスムーズに参加できるか、スマートフォンでも問題なく利用できるかなど、実際の利用場面を想定して判断します。インターフェースの分かりやすさや入室までのステップ数は、参加率にも影響します。

例:
「社内の非IT層に向けた研修」→参加方法が複雑だと入室トラブルが増える
「顧客向けウェビナー」→視聴開始までの手順が多いほど離脱率が上がる

サポート体制はどうか?

サポートの内容もツール選定の基準になります。
(海外ツールであれば)日本語で問い合わせできるか、トラブル発生時にどの程度フォローしてもらえるか、質問の返答にかかる時間がどれほどかなど、運用を進めるうえでの“支援の受けやすさ”を確認すると判断材料になります。

たとえば、「当日に音声が出ない」「視聴者がアクセスできない」といった状況で、メールしか窓口がないツールだと対応が遅れ、イベント全体に影響しますが、チャットや電話で即時のサポートが受けられるツールなら、短時間で復旧でき、配信品質の低下を最小限に抑えられます。

ツール名最適な用途最大参加者数目安主要インタラクティブ機能マーケティング連携 (CRM/MA)セキュリティ機能価格帯目安日本語サポート
Zoom
Meetings/
Webinar
ウェビナー、中小規模会議、研修 プランによる (例: Webinar 500人~)Q&A、投票、チャット、ブレイクアウトルーム、挙手、画面共有 一部可能 (連携アプリ経由)パスワード保護、待機室、暗号化 無料~高価格帯 あり
Microsoft
Teams
社内会議、共同作業、小規模ウェビナー プランによる (例: 最大1,000人)チャット、画面共有、録画、背景ぼかし、挙手Microsoft Dynamics連携アクセス制御、暗号化無料~中価格帯 あり
Google Meet小規模会議、教育、手軽なウェビナー プランによる (例: 最大500人)チャット、画面共有、録画 (有料版)、Q&A、投票Google Workspace連携暗号化、不正アクセス対策無料~中価格帯 あり
YouTube Live大規模配信、一般公開イベント、製品発表 無制限ライブチャット、スーパーチャット、アンケート (外部ツール連携)Google Analytics連携公開/限定公開設定無料あり
EventHubBtoB向けオンラインイベント全般、展示会、ハイブリッド 要問合せネットワーキング、ブース機能、資料DL、アンケート、Q&A、チャット MA/CRM連携可能 IP制限、SSO要問合せあり
Cisco
Webex
Events
(Webinars)
大規模ウェビナー、企業向けイベント プランによる (例: 最大10万人)Q&A、投票、チャット、ブレイクアウトセッション、ジェスチャー認識Salesforce等連携可能 高度なセキュリティ機能 (E2E暗号化等) 中~高価格帯 あり
参考記事:Zoomウェビナーとは?使い方と設定方法

ウェビナーを成功させるための秘訣

初めてウェビナーを開催する際に、成功確率を高めるための簡単な秘訣を4つご紹介します。

1.目的とターゲットを明確にする
ウェビナーの企画では、「誰に、何を伝え、どのような行動を期待するのか」を最初に定めます。この整理が甘いと、テーマの深さや資料の構成、集客方法が一本につながりません。

例:
・営業部門がリード獲得を目的にするなら、事例紹介や導入メリットを中心に構成し、終了後の資料請求導線を用意する。
・採用目的なら、求職者が気になる実務内容やキャリアパスを中心に据える

2.参加者とのコミュニケーションを意識する
オンライン配信は反応が見えにくいため、意識的に双方向の場面をつくることで参加者の理解度や集中度を保ちやすくなります。

例:
・冒頭に「今日のテーマで気になるポイント」を投票し、視聴者の関心を把握して進行に反映する。
・質疑応答の前に「質問受付タイム」を設け、チャット活性度を上げてから回答する。

3.リハーサルは必ず行う
「対面なら問題ないこと」がオンラインではトラブルになるものです。資料の見え方、音声のクリアさ、ネット回線、講師の導線など、オンライン特有のチェックポイントは多く、事前のリハーサルでほとんどのリスクを減らせます。

例:
・スライドに動画を埋め込んでいる場合、本番環境で再生の滑らかさを必ず確認する。
・講師が初登壇なら、カメラ目線や話すスピード、照明の位置を調整して印象を整える。

4.スマートフォンでの見やすさも考慮する
視聴者の多くがスマートフォンから参加するケースもあるため、スライドの情報量や文字サイズをモバイル前提で検討しておくと視聴体験が大きく変わります。

例:
・一枚のスライドに文章を詰め込まず、見出し+要点だけに絞り、詳細説明は口頭で補う。
・細かな表や複雑なグラフは避け、構造が一目で分かる図に置き換える。

5.開催後のアフターフォローを設計する:
ウェビナーの価値は、本番が終わった瞬間に消えるわけではありません。アンケートの回答内容や視聴ログをもとに、改善点や参加者ニーズを整理すれば次回の精度が上がります。録画データをアーカイブ化すれば、当日参加できなかった見込み顧客にも継続的にアプローチできます。

例:
・参加者にアンケートを送り、回答内容を営業・マーケティング活動に反映する
・録画を編集して「アーカイブ視聴ページ」を用意する
・視聴者の関心度に応じて資料請求や個別相談の案内を送る

フロンティアチャンネルがウェビナー開催をサポート

ここまでウェビナーの基本について解説してきましたが、「実際に開催するとなると、何から手をつければ良いか分からない」「機材の準備や当日の運営が不安」といった方もいらっしゃるかもしれません。

フロンティアチャンネルでは、イベント運営・ライブ配信代行の専門企業として、お客様のウェビナー開催を強力にサポートしています。ISO/IEC 27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証も取得しており、安心してご相談いただけます。
企画立案から必要な機材の手配、当日の配信オペレーション、さらには開催後のアンケート分析や動画編集まで、ワンストップで対応可能です。お客様の目的やご予算に合わせた最適なプランをご提案し、効果的なウェビナー実現のお手伝いをいたします。

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まとめ

ウェビナーは、場所や時間の制約を超えて多くの人に情報を届けられる強力なツールです。この記事でご紹介した基本的な知識やポイントを押さえることで、初心者の方でも効果的なウェビナーを開催し、ビジネスチャンスの拡大や顧客エンゲージメントの向上につなげることが可能です。

ぜひ、ウェビナーの活用を検討してみてはいかがでしょうか。もし開催に関してご不明な点やお困りのことがございましたら、お気軽にフロンティアチャンネルにご相談ください。


監修者プロフィール
野本 彩乃(のもと あやの)
株式会社フロンティアチャンネル 代表取締役
音楽クリエイター、アナウンサー、イベントディレクターを経て、2015年に制作会社「株式会社フロンティアチャンネル」を創業。ライブ配信事業では、官公庁・公共団体・大手企業のウェビナーや配信を数多く支援。音楽・音声・映像制作から配信運用、独自のITツール開発まで、幅広いクリエイティブを手がける。「世に残るコンテンツを創る」を信念に、現場視点とクリエイティブを融合させた運営支援を行っている。

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